あらゆる人の、特別な時のために-honowa 12の物語-
JAひまわり(豊川市)
豊川のバラは日本イチ
豊川のバラは日本一。
この事実を知らない人は
意外と多いのではないだろうか?
豊川のバラを出荷する
JAひまわりバラ部会の方に
お話しをお伺いすると
その理由が理解できた。
北海道から九州まで17の市場に
出荷するということは
それだけ多くのフラワーショップから
信頼されているブランドだから。
その信頼に応えるために
大切にしていることが3つ。
1つ目は品質。
2つ目は安定供給。
質と量を両立
30年ほど前、
「個選」というバラ農家の
「個人出荷」が多かった時代に、
「共選」という30~40名にもなる
バラ農家の「共同出荷」
という体制を築いた。
相対的な評価基準ができることにより、
品質は向上し、
農家同士、切磋琢磨する関係になった。
また、多くの農家が
同じベクトルで動くことにより、
量を安定供給することにもなる。
結果、多くのフラワーショップに
豊川のバラを届けることに成功する。
しかしそれだけでは終わらなかった。
フラワーショップの、
またその先のバラを買う人たち、
バラを受け取る人たちの
想いに応えるためには
鮮度を保つという
3つ目の課題が立ちふさがった。
「常識」という過去の壁を越えて
かつては、切り花を横に寝かせ、
水のない状態で梱包するのが常識。
そこを変えていく人たちがここにはいた。
水に切り口を浸け、バラを立てた状態で
輸送することで鮮度が保たれると考え、
試行錯誤しウォーターバケットを開発した。
こうして業界初の
「湿式縦箱輸送」が実現した。
これをきっかけにして
全国の花屋からの信頼が向上し、
今のバラ部会がある。
いつも心に花束を
バラは生き物である。
生き物を運ぶということは非常に難しい。
でもそれがあたりまえのように
全国各地の店に並んでいて、
私たちは欲しいと思ったときに
買うことができる。
JAひまわりの生産者さんはコロナ禍で
「家庭に花を飾る人が増えた」
ことを教えてくれた。
花も指輪も嗜好品かもしれない。
でも人は心の栄養を補給するために、
それを求めるのかもしれない。
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