何もない町 -honowa 12の物語-
手作りコスメ体験naori(東栄町)
「何もない、こんなところにどうして来たの?」
彼女の心に引っかかった言葉。
こんなに素敵な町なのに?
どうしてみんな「何もない」というのだろう。
和歌山県に生まれた大岡千紘さんは、
大学を卒業してから地域おこし協力隊としてこの地にやってきた。
お祭りが好きだった彼女は「花祭」で出会った人々の温かさに惹かれ、
派遣先に東栄町を選んだが
当初はやる気が空回りし、何もできず挫折した。
やがてひとつの出会いが彼女の人生を変える。
三信鉱工株式会社の三崎社長と出会い、
日本で唯一東栄町でのみ採掘される
「セリサイト(絹雲母)」という鉱物の存在を知った。
ファンデーションの原料で
世界のトップブランドが使用している素材。
身近にあったのに知らないでいた。
気づきを得て、手作りコスメ体験を通して、
自分の大好きな町を好きになってほしい。
こうして「手作りコスメ体験naori ナオリ」が誕生した。
町の魅力を自分の手で何とか見つけ出そうと、苦闘していた彼女は
そこに住む人々の想いを形にするお手伝いという新しい道を見つけた。
安かろうではなく、想いのこもったもの
量産品ではなく、環境にやさしいもの
セリサイトは彼女が求めていた、そのものだった。
やがて「ビューティーツーリズム」として
モノではなく、コト(体験)をテーマに
進化したプロジェクトは広まりを見せていく。
東栄町に観光客を呼ぶ、
それは表面的な現象で、彼女の視線はもっと先の、本質の部分に向いていた。
みんなに清々しい気持ちになってほしい。
そして、この東栄町を好きになってほしい。
住みたいと思うほど、恋焦がれてもらえば
町はやがて活性化していく。
彼女の想いは町の人々、そして賛同して移住してくる人々を包み
「何もない町」は「想いをもっている人が住む町」、
そして「自分で想いを実現する町」へと変わりつつある。
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