honowa 作り手の想い
「テクノロジー」×「ハンドメイド」×「想い」
毎日着けるものだから、
変形と傷に強い指輪を実現するために
honowaは
「特別な鍛造(たんぞう)製法」
によって作られています。
最新の技術を実現する機械と、
熟練した職人の手仕事が
それぞれの長所を引き出すことによって
一般の指輪とは違ったものを
作り出すことができるのです。
一般的な結婚指輪・婚約指輪の製法
鍛造(たんぞう)製法とは?
圧縮・打撃といった力を
材料にかけることによって、
金属内部の気泡などの欠陥を圧着させ、
結晶を微細化し、
結晶方向を揃えつつ形をつくる 。
その結果、
高い強度と靭性をもつ指輪を
作ることができるのがメリット。
鋳造(ちゅうぞう)とくらべて
複雑なデザインを表現することには
向いていないと言われ、
オーソドックスなデザインが多い。
鋳造(ちゅうぞう)製法とは?
溶かした地金(金属)を
型に流し込んで固めてつくるため、
量産性に優れ、寸法精度が出しやすく、
複雑な形状でも作成が可能というメリットがある。
ただし、製法の性質上、
金属内部の組織が不均質になりがちで
脆弱になる場合がある。
また、地金を型に流し込む際にガスを巻き込むため、
「ス」と言われる空気孔が発生することがある。
それを磨いたり、
レーザーなどで消去する工程があるため、
仕上げ具合に差が出たり、
納期に影響がでることがある。
honowa「特別な鍛造製法」とは?
honowaを作成するにあたり
宝石時計西川が選んだ提携工場は
鍛造をさらに進化させた、
いわば
「特別な鍛造製法」
の技術を持つ日本で唯一の工場です。
それは一般的な鍛造製法と比較しても
約1.6倍の強度と約1.2~1.8倍の
硬度を得ることができる特許技術です。
また同時に独自の加工技術により、
鍛造の弱点でもある
「繊細なデザインの表現」を
極めて鋳造(キャスト)に近い形で
実現することができます。
強度・弾性検査
honowaが採用している鍛造リングと
一般的な鋳造リング を比較検査。
第三者機関による
変形が起こり始める荷重を測定。
【試験で使用したリング
素材:Pt950 幅2.8mm
厚さ:1.45mm サイズ11号】
◎一般的な鋳造リング
14.2kgfの荷重でまで塑性変形が起きた。
※塑性(そせい)変形とは、
物体に力を加えて変形させ、
その後、力を取り去っても残る状態。
力の大きさが弾性限界を超えた場合に生じる。
◎honowaの鍛造リング
14.2kgfの荷重では弾性変形のみで、
塑性変形に至らなかった。
※弾性変形とは、物体に力を加えて生じた変形が、
力を取り去ると元に戻る状態。
41.2kgfの荷重で0.1mmの塑性変形が起きた。
◎検査結果
honowaの鍛造リングは
鋳造の約3倍、
一般的な鍛造の約1.6倍、
強度が優れている。
硬度検査
※Hv硬度(ビッカース硬さ)とは
硬さを表す尺度であり
数値が高いほど傷つきにくい。
◎検査結果
honowaの鍛造リングは鋳造の約2倍、
一般的な鍛造の約1.2~1.8倍、
傷が付きにくい。